壁紙とエコカラットの匂い対策とは?暮らしに生まれるメリットを紹介の画像

壁紙とエコカラットの匂い対策とは?暮らしに生まれるメリットを紹介

住まいの空気環境に悩んだことはありませんか。台所やトイレの匂い、湿気、カビといった問題は、家族全員が快適に暮らすために大切な課題です。最近、壁紙の代わりに「エコカラット」と呼ばれる壁材が注目されています。この記事では、エコカラットが持つ優れた調湿・脱臭効果や、日々のお手入れのしやすさなどのメリットを分かりやすく解説します。健やかで心地よい住まい作りのためのヒントを、順を追ってご紹介していきます。

エコカラットとはどのような壁材か

エコカラットとは、LIXILが開発した「多孔質セラミックス」を用いた内装用のタイル状壁材です。目に見えないほど小さな孔(約1ナノメートル)の構造によって、湿気やにおい、有害物質を自然に吸着し、快適な室内環境をつくり出します。

まず「壁紙」との大きな違いは、まさに調湿機能です。エコカラットは珪藻土の約6倍、調湿壁紙の約25倍という高い吸放湿性能をもち、湿度の高いときには余分な湿気を吸収し、乾燥しているときには継続的に湿気を放出します。その結果として、結露の軽減やカビ・ダニの抑制が期待できます。

さらに、壁紙には難しい脱臭・有害物質吸着という機能も備わっています。生活空間で気になるトイレ臭や生ごみ、たばこ、ペット臭などの原因成分を吸着しにおいを抑えますし、ホルムアルデヒドやトルエンなどの空気中の有害物質も低減します。また、水拭きでの掃除も可能なため、汚れた部分のお手入れがしやすく、いつでも清潔に保てるのも魅力です。

次に、概要を表形式で整理しました。


特徴 エコカラット 従来の壁紙
調湿性能 珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上(※) 調湿能力は限られる
脱臭・有害物質低減 ニオイ成分やホルムアルデヒド等を吸着 基本的には機能なし
掃除のしやすさ 水拭き可能、耐久性あり 水拭き不可が多く汚れやすい
(※ 出典:LIXIL試験結果より)

エコカラットがもたらす匂い対策のメリット

エコカラットは、トイレ、生ごみ、たばこ、ペットなどの生活臭の原因となるアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタンといったにおい成分を微細な孔で吸着し、短時間で低減します。従来の珪藻土や壁紙と比較しても、はるかに優れた脱臭性能を示します。たとえばトイレのアンモニア臭や焼肉の残る臭いも、翌日には気にならないレベルにまで軽減される試験結果もあります。



においの種類原因物質脱臭効果
トイレ臭アンモニア短時間で吸着し、悪臭をやわらげる
生ごみ・ペット臭トリメチルアミン/メチルメルカプタン複数成分をまとめて吸着し、感覚的な脱臭効果が向上
焼肉やたばこ臭硫化水素など施工後の部屋で翌日までに気にならないレベルに低減

また、複数の悪臭成分が混ざった複合臭にも効果を発揮します。複合的なにおいの構成成分すべてを低減することで、より実感しやすい脱臭効果となり、玄関やリビングなど日常で多様なにおいが発生する場所にも適しています。

さらに、アンモニアによる脱臭試験を1000回繰り返しても性能に大きな変化が見られず、短時間の換気と併用することで継続的な脱臭効果が期待できます。つまり、トイレや玄関、リビングなど、気になる場所にエコカラットを導入すれば、効果が長続きし、心地よい空気環境を保ちやすくなります。

エコカラットのメリット:調湿・有害物質対策・お手入れのしやすさ

エコカラット(特にエコカラットプラス)には、住宅の快適さを高める三つの大きなメリットがあります。


メリット 具体的な効果
調湿効果 湿気が多いと吸収し、乾燥時には放出。結露やカビ・ダニの抑制につながります。
有害物質低減 ホルムアルデヒドやトルエンなどを吸着・低減し、シックハウス対策にも効果的です。
お手入れしやすい 水拭きや家庭用洗剤での清掃が可能で、汚れがつきにくく、日常の掃除が簡単です。

まず、調湿性能についてです。エコカラットプラスは、湿気を吸収・放出することで室内の湿度を自然に調整し、珪藻土の約6倍、調湿壁紙の約25倍もの調湿力をもちます。そのため、結露の防止やカビ・ダニの抑制に貢献して、住まいの健やかさを保ちます。特に水まわりや洗面所など、湿気が気になる場所で効果を実感できるでしょう。

次に、有害物質への対応です。エコカラットは、ホルムアルデヒドやトルエンといった揮発性有機化合物(VOC)を吸着・低減する効果が認められています。実際には、厚生労働省のガイドラインを上回る濃度のホルムアルデヒドでも、エコカラットを設置することで1日で基準値以下に下がったというデータもあります。また、エコカラット自体は有害物質を含まない素材であり、「ホルムアルデヒド低減建材」として認定を得ています。

最後に、お手入れのしやすさです。従来の調湿建材では難しかった水拭きが、エコカラットプラスでは可能になりました。表面に水や汚れがかかっても、雑巾でさっと拭き取るだけで対応できます。汚れがひどい場合は、家庭用洗剤やメラミンフォームによる清掃が効果的で、使いやすさも向上しています。

これらのメリットは、ただ快適な住まいをつくるだけでなく、ご家族の健康を守り、毎日の暮らしにおける掃除の負担も軽減する点で、リフォームの際にぜひ検討していただきたいポイントです。

エコカラット導入時に注意すべきポイント

エコカラットは機能性とデザイン性に優れた壁材ですが、導入を検討する際にはいくつかの注意点があります。以下の表で主なポイントを整理しました。


注意点 内容
費用 一般的な壁紙より高額で、1㎡あたり1万円〜2万4千円程度の費用がかかり、狭い場所はさらに割高になることがあります
施工後の取り扱い 専用接着剤で強固に貼り付けるため剥がすことが困難で、やり直しには下地からの再施工が必要です
取り付け・傷 画鋲や金づちでのフック取り付けは破損の原因になり、強い衝撃にも弱いため設置場所と取扱いに注意が必要です


まず費用に関してですが、エコカラットの施工費を含めた価格は壁紙の数倍に相当し、狭い面積ではさらに割高になる傾向があります。費用対効果を意識し、設置場所や面積を慎重に選ぶことが欠かせません。複数の業者に見積もりを依頼し、検討することをおすすめします。

また、施工後にエコカラットを簡単には剥がせない点も見逃せないポイントです。剥がす際には下地ごと再施工が必要になるため、将来の模様替えやリフォーム計画も視野に入れて、設置場所を決めましょう。DIYで模様替えしたい場合は、「セルフ」タイプなども検討の余地があります。

さらに、エコカラットはセラミック系の素材であるため、衝撃や画鋲などに弱く、破損しやすい傾向があります。特に画鋲やフックを取り付ける場合は、金づちではなく電動ドライバーを用いて慎重に行う必要があります。また、頻繁に触れる場所や家具が当たりやすい場所は避けることが賢明です。

なお、施工後1〜2週間は接着剤の水分が放出され室内湿度が高くなる傾向があるため、こまめな換気が望まれます。過度の加湿や加湿器から直接水蒸気をあてることは、本来の調湿・脱臭機能が十分に発揮されなくなるおそれがあるため、注意が必要です。

以上の点を踏まえると、エコカラットの導入はメリットが大きい反面、計画的な設置と使用方法が重要です。当社では、お客様のご希望・ご予算に応じた最適な提案をいたしますので、ぜひご相談ください。

まとめ

エコカラットは、壁紙とは異なる優れた機能を持ち、室内の空気環境を快適に保つための壁材です。調湿や脱臭、有害物質の低減といった多彩な効果があり、生活の質を高めるうえで大きなメリットとなります。とくに匂いや湿気対策に悩む方にとって、日々の暮らしがより快適になることは間違いありません。費用や設置場所、日常の使い方に注意しながら導入を検討することで、ご自宅をさらに心地よい空間へと変えることができます。

お問い合わせはこちら
友だち追加